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愛の色、ピンクとオリーブ

ピンク色は、以前のブログでご紹介のとおり、
着る人を一層、幸せで優美な気持ちにしてくれる色です。
また、直感力が鋭くなり、こまやかな心くばりを働いて、
周囲からの好意や感謝を引き寄せる色でもあります。

一方、ピンク色を好んで身につけている人の中には、
自分のことを脇に置いて他の人に奉仕するあまり、
他者の言動に振り回されて傷ついてしまう人も。
また、自分が本当に望んでいることを探しきれていない、
という人もいるのではないでしょうか。

他の人を大切にする優しさいっぱいの人に
是非、あわせて使って頂きたい色が、
ピンク色の反対色のオリーブ色です。

オリーブ色には、自分の中にスペースをつくって、
自分が本当にやりたいことは何かを見つめ、
これまで解決できなかったことに気づかせてくれる
力があります。

また、オリーブ色は、自分の嫌いな点を、
笑いに変えて受け止める力も、もたらしてくれます。

私の周りで見かける、
「自分も相手もしっかりと大切にできる人」たちは、
とても輝いているように思います。

オリーブ×ピンクのコーディネートは、
春先の明るい髪の毛の色にもぴったりです!

コーデ

色の力を取り入れる~ピンク~

ピンク色は母性愛を象徴する色とされ、
無条件の愛、慈悲を表します。

誕生前の記憶を持つ人に聞くと、
お母さんのおなかの中の色はピンク色だったといいます。
乳児の視神経は通常、5カ月目ごろから
さまざまな色を知覚できるよう
発達してくると言われるので、
この方は胎内で、皮膚で感じた子宮内壁の色を
覚えていたのかも知れません。

ピンク色はまた、幸福感や優美さ、ロマンチックさや、
可愛らしさなどを表す色でもあります。

ロゼのシャンパンをフルートグラスに注いだ後の、
ほのかに泡の立ちのぼるさまを静かに眺めるひとときは、
まさに幸せな気持ちが高まる瞬間です。

また、地中海や南国の島で見るフラミンゴ色の夕焼けも、
時間を止めてしまいたくなるほどの至福を感じさせます。

一方、ピンク色は、黒や紫と組み合わせると、意味が一転して、
エロチズムや誘惑といったニュアンスを帯びます。

古来、日本や西洋世界では濃い赤や緋色が使われており、
赤に白を足したピンク色は価値の低いものでした。

西洋で、ピンク色を流行させたのが、
フランス国王ルイ15世の愛妾だった
ポンパドゥール夫人。
彼女が支援したセーブル王立製陶所で、
科学者エローが美しいピンク色の釉薬を作り上げ、
夫人にちなんでRose Pompadourと名付けました。
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夫人のお蔭でピンク色は宮廷で大流行し、
ロココ様式を代表する色のひとつとなりました。
残念なことに、婦人が亡くなった後、
エローも急死したため、
この釉薬のレシピは永久に失われてしまったのだそうです。

また、第二次大戦中、ナチスが収容したユダヤ人のうち、
とくに同性愛の男性にピンク色の三角形を描いたバッジをつけさせ、
過酷な労役をさせられた悲しい歴史があります。
このため、大勢の犠牲者が出たそうです。
画像今でも、ゲイの人々の間では、ピンク色の三角形のシンボルは、
自分たちの存在の誇りとなっているのです。

1979年、シアトルの海軍刑務所で、
攻撃的な気質の囚人の部屋の壁とカーペットに
一定の繰り返し模様でピンク色を使用したところ、
効果が分かれ、色のお蔭で穏やかになった者がいた反面、
興奮状態になったり精神錯乱を起こす者もいたそうです。

このように、ピンク色は、さまざまなニュアンスを含んだ色で、
見る人によって、異なる印象をもたらすのです。

ピンク色を自分のために使う時には存分に、
誰かと会う時の装いには色や分量を調整して
身につけるのが良いかと思います。

なんと言っても、ピンク色はウキウキとした幸せな気分を
後押ししてくれる色ですので、
バッグの中にピンク色のポーチをしのばせたり、
自分にぴったりと合った上質なピンク、
またはピンクオレンジのチークをさしたり、
男性であればパーソナルカラーに合ったピンク色のネクタイを
普段使いしたりといった工夫で、
気分を高めてくれる秘薬を手に入れることができます。

[スプリングタイプ]
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黄みをほんのり含んだ、コーラルピンクや淡いピーチピンクが
お薦めです。
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ベーシックカラーのライトベージュやアイボリー、
オレンジやキャメルとも好相性です。

[サマータイプ]
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青みをほんのり含んだパステルピンクやローズピンク、
紫よりのオーキッド、そして、
グレイをかすかに含んだオールドローズの色がお薦めです。
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淡いグレーやブルーグレー、あるいはオフホワイト、
そして藍色やピンクベージュ、
赤みを感じるココアブラウンと組み合わせれば、
ピンク色の様々な配色を楽しむことができます。

[オータムタイプ]
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黄みをたっぷりと含んだサーモンピンクがおすすめです。
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チョコレートブラウンやローシェンナといった濃い茶色や、
アプリコットや生成り色といった淡い色とともに、
あるいは、トマトレッドやテラコッタなどと組み合わせると、
全体の配色が調和してナチュラルに見えます。

[ウィンタータイプ]
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青みを含んだ鮮やかなショッキングピンクやフューシャ、
あるいは白に近い桜色がお薦めです。
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チャコールグレーやネイビーブルーとあわせて、
コントラスト感をつくります。
または、シルバーグレーとの組みあわせも、
凜としたウィンタータイプの印象を引き立てます。

最後に、ローズクオーツや色見本など、
ピンク色のものを目の前に置き、
あるいはフローラルブーケなどの香りを嗅いで、
ピンク色の空気を想像しながら吸い込み、
体中に行き渡らせると、アンチエイジングの効果があるようです。
個人差もありますが、半年ほどで結果が実感できるそうですので、
試してみてはいかがでしょうか。
私も、おやすみ前にピンク色でカラーブリージングをして、
目下、実験中です。

かさねの色目を楽しむ

今日は一月初めの月曜日です。
いよいよ、本格的に新年いちばんの仕事が始まる日となりました。

今日は、日本人が平安時代の古くから慈(いつく)しんできた着物の配色、
「かさねの色目」を現代に蘇らせたいと思い、コーディネートをつくりました。
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この紅色の濃淡の組み合わせは、「紅梅(こうばい)」と呼ばれる配色です。
早春に咲く紅梅の花弁の色を表す、春のかさねの色目です。

宮廷の女房や公家の女性たちに愛されたこの配色は、
早春までに限られた色で、2月を過ぎてこの色を身につけることは
季節外れで興ざめなこととされていたそう。
いにしえの日本人の、春を心待ちにする思いを感じさせる色です。

調香師である大沢さとり氏が、日本の美意識を大切に紡ぎ出した
PERFUM SATORIの「夜の梅」を、手首にうっすらと香らせます。
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静謐で、ミステリアスな香りが、
ブラウスにまとったピンク色を、凛としたたたずまいに整えてくれます。

さあ、冷たい空気に負けず、
今年のはじまりを喜びで迎えましょう。
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