「地域の美徳に寄り添う」着こなし

朗らかな陽気に恵まれた、土曜日です。
今日は、滋賀県東近江市で、
ヘムスロイドの杜まつり」があり、
そこで私の友人が出展する、
スウェーデン交流ブースを訪れます。ブース

市町村合併で東近江市になる前、愛知郡湖東町は、
スウェーデンのレトビック市と姉妹都市でした。レトヴィックそのつながりで、今から20年以上も前に
北欧視察をご一緒したのがきっかけで、
今も地元で交流を盛り上げている友人たちと、
情報交換をしています。

お話していると、今では随分変わってきているようですが、
お祭りが開かれている地域は田園地帯であり、
やや保守的な所で、都市部に住んでいる人々よりも、
周囲に馴染むことが美徳のようでした。

全面原色や大胆な模様の入ったは着ない、
いつも周囲の人々との調和を大切にする、
朝は早くに起きて良く働く姿を見せる、etc。

そんな、美しい伝統に寄り添いたいので、
今日はわかりやすいカジュアルルックです。コーデ

選んだのは、ラルフローレンのネイビーのポロシャツと、
Seven for All Mankindのストレートジーンズ。

白いウィンドブレーカーを上から羽織って、
顔周りに明るさをつくります。

アクセサリーは、今日会う友人が昔につくってくれた
北欧テイストのシルバーリングと、
サファイアのメレ・チャームをデコルテに。
さて、最近、北欧デザインが日本でもブームを超えて、
広く普及しはじめました。

現在、街で見かける北欧デザインは、
洗練されていてモダンな印象。
そして、少しだけ可愛らしさ温かみが感じられます。

一方、レトビック市のあるダーラナ地方の手づくり工芸には、
テキスタイルやパイン家具、木工雑貨やロスマリンペイント、
銀細工、陶芸、刺繍ものなどさまざまあり、そのどれもが
田舎ならではの、地域のご家庭向けの
手づくりの温かさを醸し出しています。ブース内雑貨

ダーラナ地方の工芸品を見ると、
異郷の旅先で出会うような、
手仕事のぬくもりに出会うことができるのです。

今、私たちの暮らしに手仕事がなくても、
生活には全く問題ありません。
でも、やはり手仕事の温かさに惚れ惚れする時があります。
それは、人でなければつくることのできない
「思い」や「世界観」と出会うからかも知れません。

最近知ったのが、「面白法人カヤック」さんが制作し、
「iichi株式会社」さんが運営する、
“手仕事のギャラリー&マーケット”「iichi」。
http://www.iichi.com/

日本国内の手仕事作家の作品を
見て楽しんだり、買ったりすることができます。

こんな、こだわりの「思い」や「世界観」にあふれた手仕事が、
もっと世の中に普及したらとても素敵なのに・・・と思います。

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